衆院議長、今国会中の皇室典範改正に意欲 皇族数確保会議が再開、中道に党見解の集約要請

政治 産経新聞 2026年04月15日 21:34
衆院議長、今国会中の皇室典範改正に意欲 皇族数確保会議が再開、中道に党見解の集約要請

衆参両院は15日、皇族数確保に関する全体会議を衆院議長公邸で開き、森英介衆院議長は今国会中に皇室典範改正案を成立させたいと表明した。党内で意見を集約できていない中道改革連合には1カ月後をめどに党見解をまとめるよう要請。終了後の記者会見では中道の見解を踏まえ、両院の正副議長が国会見解の取りまとめに入る段取りも示した。

森氏は会見で、全体会議で「今国会中に改正案の成立までこぎ着けたい。できるだけ速やかに『立法府の総意』を取りまとめたい」と述べたと説明した。政府は総意が得られれば速やかに改正案を提出する構えだ。

全体会議には自民党などのほか、中道とチームみらいも初参加した。政府有識者会議が令和3年に答申した①女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持する一方、配偶者と子は皇族としない②養子縁組による旧宮家の男系男子の皇籍取得―の2案について全13党派の意見を聴取した。

自民の小林鷹之氏は全体会議で2案に賛意を示し、「今国会の間に必ず皇室典範改正を実現する必要がある」と主張。2案を同時に実現する必要があるとも述べた。日本維新の会など主要政党の多くも2案に賛同した。

中道の笠浩史氏は全体会議で、「党見解を取りまとめるべく議論をスタートした」と表明した。笠氏は終了後、次回の全体会議までに党見解を集約する意向を記者団に示した。

中道は立憲民主、公明両党の出身者で構成。昨年10月まで与党の立場だった公明は、自民とともに①と②をいずれも評価していた。ただ、立民出身者の間には異論もあり、15日の全体会議までに結論を出せなかった。

一方、有識者会議の答申に否定的な声もある立民の長浜博行氏は、今国会中の皇室典範改正について、記者団に「無理だろう」と述べた。(千田恒弥)

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