大阪・関西万博から1年 タカラベルモントの展示が復活 式典にコシノ氏 5月に一般公開

経済 産経新聞 2026年04月13日 16:10
大阪・関西万博から1年 タカラベルモントの展示が復活 式典にコシノ氏 5月に一般公開

理美容機器メーカーのタカラベルモントは大阪・関西万博開幕から1年の13日、万博会場で人気を集めた大阪ヘルスケアパビリオンの自社展示ブースを大阪市内の本社に移設した。今後、海外館などの展示物とともに一般公開する。同日の記念式典にはデザイナーのコシノジュンコ氏らが出席し、万博レガシー(遺産)活用の意義を強調した。

同社は大阪ヘルスケアパビリオンの一角で、宇宙がより身近になるであろう2050年の「真の美」をテーマにしたブースを出展。その一部を本社1階ロビーに再展示した。見る角度によって青や黄、紫などさまざまな色に見えるパネル(壁の展示物が幅4.7m、高さ2.2m、奥行き0.7m)などで、社員らが設計図を基に組み立て直し、約45日間をかけて再生した。

大型連休中の5月1~6日は、ヨルダン館やチリ館の展示物のほか、メディアアーティストの落合陽一氏が手掛けたシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」の鏡面膜などもあわせて無料で一般公開。展示物を再生し、万博のレガシーとして伝えることでサステナブル(持続可能)な企業イメージの発信につなげる。

公開に向けた取り組みについて、タカラベルモントの吉川秀隆会長兼社長は「産業廃棄物を出さない取り組みを社員と共有する(ことを重視した)」と述べた。

この日の記念式典では関係者らによるトークセッションもあり、大阪ヘルスケアパビリオンの展示ブースの設計を担当した立命館大政策科学部の山出美弥准教授が「表現した思いが形として残り続けることに感動している。万博での経験や機会を私もつなげていきたい」と語った。

展示スタッフのユニホームを担当したコシノ氏は「一つの実験場でもある万博で挑戦できたこと自体がすばらしく、やはり大阪でなければできなかった」とし、レガシーを見える形にしたことに大きな価値があると語った。(田村慶子)

関連記事

記事をシェアする