【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領が12日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を「封鎖」する方針を表明した。米国には、同海峡でイランが徴収しているとされる通航料収入を断ち、今後の交渉を有利に進める狙いがあるが、封鎖をどう進めるのかなど不透明な点が多い。米イランが合意した2週間の停戦が崩壊する懸念もあり、高騰している原油相場の正常化は遠のいた。
「これは恐喝だ。イランは世界からカネをゆすり取ろうとしている」
トランプ氏はホルムズ海峡の封鎖方針をSNSに投稿した後、米FOXテレビのインタビューでそう批判した。
ホルムズ海峡は世界の原油・天然ガスの2割が通過する海運の要衝で、イランが通航する船舶を攻撃したことを受けて大部分の商船が通航を停止している。そんな中でイランは同海峡を通る船舶から「通航料」を徴収すると主張。実際に一部商船が支払って通航を許されたとも伝わる。