陸上自衛隊は今春、ドローンなど戦地で無人運用を可能とする装備品の専門部署として「無人アセット防衛能力推進室」と「無人装備室」を新設した。小泉進次郎防衛相は13日、防衛省で開かれた記念式典で「世界で最も隊員の命を大切にし、世界一無人アセットを駆使する組織に変革させるべく、新たな戦い方を作り上げてほしい」と訓示した。
小泉氏はロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「諸外国は既に無人アセットを用いた新しい戦い方の構想、実現に着手している」と指摘。無人装備について「隊員の命を危険にさらすリスクを減少させ、有人では困難な危険かつ過酷な環境下での活動ができる重要な能力だ」と強調した。
陸自によると、発足はともに8日付で、東京・市谷の陸上幕僚監部に置かれた。推進室の要員は7人で装備品の運用構想や研究開発を担う。装備室は6人で機体の調達や補給整備に関する業務に当たる。
防衛省は各国で導入が進む攻撃型を含む大量の無人機取得を計画しており、偵察や敵の艦艇に対する攻撃などへの活用を想定している。