中道改革連合は14日、2月の衆院選惨敗に関する総括案を公表した。敗因について、立憲民主党と公明党の合流が「選挙目当ての急造新党」との批判を招いたと分析。立公の支持基盤を合算すれば、一定の議席を確保できるとの前提が「最大の誤算」と振り返った。「急激に変化する民意の動向もつかみきれなかった」とも指摘し、党再建に向けては党名変更の検討など「大胆な党改革が不可欠だ」と明記した。
中道は14日に開かれた落選者とのオンライン会議で総括案を提示した。小川淳也代表は「より精緻な形でさまざまな意見をもらい、(5月の)連休明けの議員総会で全体方針を確定させる」と述べた。
総括案では中道結成の経緯や衆院選当時の選挙戦略について振り返った上で、「代表に中堅・若手や女性を起用しなかった点は、刷新感の面で決定的なハンディキャップとなった」と敗因を分析。新党結成で立民支持層の一部離反を招いたとして「合流に伴う有権者心理の変化の事前分析の不足があった」と記した。「リベラル色の強い支持層の一部からはあたかも『筋を通していない』かのように受け取られた」とも指摘した。
公明出身者を比例代表の名簿順位で優遇した対応に関し、有権者と党内に対して「党の一体性・公正性や誠実さを示せなかった」と強調した。
また、「『批判重視の野党』のイメージから脱却できなかった」との反省点をあげた。その結果、高市早苗内閣の支持率が高い中で中道が「旧態依然とした抵抗勢力と映ったおそれがある」と分析。党再建に向けては「政権批判がメインの従来型野党」から「政策提案重視の建設的野党」への抜本的な転換が必要だとの見方を示した。
衆院選で落選した立民出身の元中道議員は「『批判重視の野党』のイメージ脱却の手段は、もっと深掘りした検証が必要だ。そうでなければ、この先、中道を維持しようが、元の形に戻ろうが、苦しい状況には変わりはない」とつぶやいた。(末崎慎太郎)