和歌山県内の国道42号、由良町畑-広川町井関の区間に新たな道路建設 熊野大橋は撤去へ

政治 産経新聞 2026年04月15日 19:57
和歌山県内の国道42号、由良町畑-広川町井関の区間に新たな道路建設 熊野大橋は撤去へ

国土交通省は令和8年度から、和歌山県内の国道42号由良町畑-広川町井関(約6・3キロ)の区間に新たな道路を建設することを決めた。防災機能の強化や安全環境の改善が目的。同県新宮市と三重県紀宝町間の熊野川にかかる熊野大橋も撤去する。

同省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所によると、事業は国土強靱(きょうじん)化の一環。国道42号の由良町畑-広川町井関の区間は山間部の曲がりくねった峠道で、正面衝突による事故の発生件数は国道42号全体の平均の約5・4倍に上る。平成29年1月の降雪の際には車両のスタックが発生。災害に強く安全な道路環境の確保が課題となっていた。

事業計画では、同区間を新たに直線的な道路(約5キロ)で結ぶ予定。令和8年度には現地調査の費用として5千万円の予算が付けられた。総事業費は約410億円となる見通し。

一方、熊野大橋は昭和11年の開通から約90年が経過。耐震補強はされておらず、腐食や変形など老朽化が目立つ。西側に新熊野大橋があり、撤去が決まった。新熊野大橋には歩道が設置されているが、幅2メートルと狭いため、歩行者と自転車の専用道路(幅3メートル)を新たに整備する。

計画では令和8年度に5千万円の事業費が計上され、全体事業費は約120億円を見込んでいる。

事業化の決定に宮崎泉知事は「喜ばしいかぎり。尽力いただいた関係者に感謝する」とし、国内外の人流・物流を呼び込み、大規模災害に備えるため「一日も早い供用に向け、円滑な事業推進に協力する」とのコメントを発表した。

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