ボクシング、武居由樹が1回TKOでV2 「もう1本ベルトが欲しい」王座統一戦を熱望 WBOバンタム級

スポーツ 東京新聞 2025年05月28日 22:05
ボクシング、武居由樹が1回TKOでV2 「もう1本ベルトが欲しい」王座統一戦を熱望 WBOバンタム級

 ボクシングのダブル世界戦が28日、横浜BUNTAIで行われ、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹(大橋)が挑戦者で同級7位のユッタポン・トンデイ(タイ)を1回2分7秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。

 国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフェザー級王座決定戦で世界初挑戦した同級3位の力石政法(大橋)は、同級1位のエドアルド・ヌニェス(メキシコ)に0―3で判定負けし、王座獲得はならなかった。

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◆野性味をテーマに「きょうは倒さないといけない」

 圧倒的に、荒々しく倒した。WBO世界バンタム級王者の武居は1回に左で3度倒し、その後の連打でレフェリーが止めた。わずか2分7秒の圧勝劇。「きょうは倒さないといけない。飛ばしました」。世界戦で初のメインの役割をきっちり果たした。

WBOバンタム級タイトルマッチ 1回、ユッタポン・トンデイ㊧を攻める武居由樹=横浜BUNTAIで(武藤健一撮影)

 開始45秒。左ボディーで相手に腹を意識させ、直後に顔面へ左フック。挑戦者のあごを打ち抜いた。立ち上がった無敗のタイ選手に襲いかかり、再び左で吹っ飛ばした。この時点で勝負は決まった。

 テーマは「野性味」だった。キックボクシングから転向して4年。世界王者になり、初防衛もした。ボクシングの技術が上達する一方で、負けてはいけないと守りに入る場面が増えた。飛び込んでのフックなど、持ち味の荒々しい攻撃が鳴りを潜めた。右肩を痛めて、この試合は当初の予定から5カ月延期に。野性味を取り戻す期間にもなった。

 バンタム級の世界4団体王者は武居を含めて日本人が占める。「1本じゃ物足りない。もう1本ベルトがほしい」。将来的な王座統一戦を希望。そう語る表情には自信がみなぎっていた。 (森合正範)

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◆「軽い恐怖心…」力石政法は判定負けで兄弟王者ならず

 試合が終わると、両手を挙げて喜ぶ相手とは対照的に、力石は悔しそうに顔を覆った。「12ラウンドまでコテンパンにされた。相手が一枚も二枚も上手だった」。強敵を前に劣勢を余儀なくされた。

IBFスーパーフェザー級王座決定戦 11回、エドアルド・ヌニェス(左)と打ち合う力石政法=横浜BUNTAIで(武藤健一撮影)

 身長が10センチ...

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