まちづくりスタートアップの NEWLOCAL は20日、シリーズ A ラウンドで4億円の資金調達を完了したと発表した。リード投資家はサムライインキュベートで、JR西日本イノベーションズ、JR東日本スタートアップ、KDDIとグローバル・ブレインが共同設立の KDDI Regional Initiatives Fund 1号、アグリビジネス投資育成などが参加した。これにより、創業からの累計調達額は融資を含めて10億円に達した。
NEWLOCAL は「地域からハッピーシナリオを共に」を掲げ、不動産開発を軸にした地域共創事業を展開する。特徴は、地域のキーパーソンと JV(ジョイントベンチャー)を設立し、地域外から「人・アイデア・資金」を呼び込む合弁モデルだ。
長野県野沢温泉村では、観光協会長でプロスキーヤーの河野健児氏らと野沢温泉企画を設立し、ミュージックバー「GURUGURU」を運営するなど、観光・雇用促進のために遊休不動産を活用。秋田県男鹿市ではクラフトサケブランド「稲とアガベ」と男鹿まち企画を組成し、蒸留所やホステルといった食文化の拠点を開発している。そのほか京都府丹後、石川県小松市でも地域企業と JV を設立。現在5地域で宿泊・飲食・文化体験施設12件を開発・運営し、約半数が移住者となる50名超の雇用を創出している。
今回の資金調達により、既存エリアでの事業深化と新規エリアへの展開を進め、2027年までに10地域への展開を計画している。また、交通、通信、食、農業などのインフラを提供する新規株主との連携を通じて、多地域居住時代における生活サービスの開発や、大企業の地域での「関わりしろ」の創出を目指す。
各地域で年間売上10億円規模の事業を複線的に創出し、確立したモデルを全国へ水平展開した後、人口減少というグローバル課題へのソリューションとして世界市場への応用も視野に入れる。
via PR TIMES