仏中銀総裁、追加利下げの可能性に言及-「物価圧力兆し見えず」

経済 Bloomberg 2025年05月29日 12:06

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ビルロワドガロー・フランス中銀総裁は28日、物価上昇圧力の兆しが現時点でほとんど見られず、追加利下げがあり得るとの認識を示した。

  ビルロワドガロー氏はオンラインチャンネル「バックシート」で、トランプ米大統領の関税政策が今後、米国でインフレ率を押し上げると予想されるが、「欧州ではインフレが再び加速し始めるとはみていない」と語った。

  「われわれは(ECBの中銀預金金利が)既に2.25%の水準だが、米国では(フェデラルファンド金利誘導目標の下限が)倍近い4.25%だ。恐らく今後数週間で追加利下げがあるだろう」と述べた。

  ECBは6月の次回政策委会合で、現在の緩和局面で8回目となる利下げを決定する見込みだ。ただ次の動きを巡っては、意見の相違が表れ始めた。米国に起因する貿易の混乱の影響でユーロ圏経済に支援が必要になるとの見方がある一方、今後のインフレリスクを懸念する向きもある。

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原題:ECB’s Villeroy Says More Rate Cuts Possible in Coming Weeks(抜粋)

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