3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は試合が国内の地上波で放映されず、米動画配信大手ネットフリックスの独占配信となる。通信会社はネットフリックスが割安で視聴できるキャンペーンなどを打ち出しているが、契約者以外は視聴できず、大会自体が盛り上がりに欠ける懸念がある。英国などでは国民的な関心が高いスポーツは無料で視聴できる権利を認めるケースもある。
ネットフリックスはWBCの全47試合を独占配信。放映権料は前回2023年大会の5倍の150億円とされる。日本テレビが中継制作を受託し、開幕直前に特番の放送を予定するが、試合の地上波放送は行わない。
前回大会は日本が優勝し、地上波で放送された米国との決勝戦は高い視聴率を記録した。
このため、通信会社などは商機として注目しており、KDDIは昨年11月、auとUQモバイルの利用者を対象にネットフリックスの月額890円の最安プランが最大5カ月間無料となるキャンペーンを発表。NTTドコモも特定のプランの契約者に対し、ネットフリックスへの加入で最大3カ月間、月890円分のポイントを還元する。
LINEヤフーも今月上旬から、有料サービス「LYPプレミアム」とネットフリックスのセットプランを提供する。