埼玉県の大野知事、クマ出没注意を呼びかけ「必ず出る前提で備えを」県内生息数690頭

政治 産経新聞 2026年04月07日 16:40
埼玉県の大野知事、クマ出没注意を呼びかけ「必ず出る前提で備えを」県内生息数690頭

埼玉県の大野元裕知事は7日の定例会見で、春になり冬眠明けのクマの出没が今後増えることを受け、「県民の身近な場所で(県内に生息する)ツキノワグマに遭遇する危険性が高くなる」と注意を呼びかけた。

県内の推定生息数は最大約690頭と、5年間で約4倍に急増している現状を公表。昨年度の県内の目撃情報は172件に上り、令和6年度には実際に人的被害も発生しているという。大野知事は「クマは必ず出るという前提での備えが必要」と強調した。

14日には飯能市で、クマの市街地侵入を想定した実戦的な「緊急銃猟想定訓練」を初めて実施することを明らかにした。訓練では県や警察、猟友会が連携し、住宅密集地付近での発砲判断や住民の安全確保の手順を実動形式で確認する。

また、遭遇防止のため、大野知事は県ホームページの「出没マップ」による事前確認や、鈴やラジオの携帯を推奨した。遭遇した場合は、刺激せずに静かに立ち去り、速やかに通報するよう求めた。県は年内に、個体数の適正管理に向けた「第2種特定鳥獣管理計画」を策定する方針。

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