フジ・メディア・ホールディングス(FMH)は3日、子会社のサンケイビルを中核とする不動産事業への外部資本受け入れを検討し、同事業を再編すると発表した。同日、記者団の取材に応じた清水賢治社長の主な一問一答は以下の通り。
――サンケイビルを連結子会社から外すオフバランスについて
「どこまでやるか、売却プロセスから考えたいが詳細は決めていない。完全売却も排除しない」
――メディアと不動産事業の両立はできないのか
「資本効率の向上を求める市場からの要求は年々強くなっている。(不動産事業は)われわれの中にいただけでは成長できないということがはっきりしてきたのだと思う。営業利益の向上という視点から資産をどう効率的に使うかが(市場に)評価される。われわれもそちらにシフトしないといけない」
――外部資本の導入の利点は
「資金力のあるところがパートナーになると資産を増やすことができる。サンケイビルの成長にも正しい判断だ」
――検討時期のめどは
「なるべく早く着手したい。サンケイビルにもステークホルダーや社員がいる。動揺を招きたくない。サンケイビルの成長も考えて、それに資する相手を選びたい」
――村上世彰氏が率いた旧村上ファンド系の投資グループとの交渉は一段落か
「村上さんとは1年以上前から議論をしている。企業価値は向上させないといけないというところで一致点をみた」
――村上氏側の要求を受け入れる形で決着した
「自己資本をどうコントロールするか。自己株式の取得について、多くの株主からも指摘されてきた。(村上氏は)ある意味、われわれを後押しした」
――村上氏側に対抗する買収防衛策の発動はなくなったということか
「村上氏側からの大量買い付けは撤回されたと認識している」