航空各社の燃油サーチャージ引き上げ・導入進む 夏の海外旅行予約「前倒し」呼びかけも

経済 産経新聞 2026年04月10日 22:38
航空各社の燃油サーチャージ引き上げ・導入進む 夏の海外旅行予約「前倒し」呼びかけも

中東情勢悪化に伴い航空燃料の主成分ケロシンの価格が高騰し、航空各社の間で、燃料費の変動分を運賃に上乗せして徴収する燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の引き上げや導入の動きが相次いでいる。全日本空輸と日本航空では6月から、欧米行きの国際線で2万円以上上がる見通し。ゴールデンウィークの旅行への影響はないものの、夏休みの行き先を大きく左右しそうだ。

各社によると、ケロシンの平均価格は2月までは1バレル=80ドル台で推移していたが、戦闘が激化した3月後半には208・76ドルと2・5倍に。航空各社で作る定期航空協会は「(現行の枠組みが)想定していた上限や変動のスピードをはるかに逸脱している」とする。

日航は国際線の燃油サーチャージの算定に使う「適用条件表」を改定し、上限額を引き上げる方針。欧州・北米行きの上限は現状の5万円から、6、7月分は上積みする方向だ。4、5月分の実際の適用額は2万9000円だった。

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